沖縄の企業の皆さまへカスタマーハラスメント対策の重要性

カスタマーハラスメントとは?

近年、企業において カスタマーハラスメント(カスハラ) の問題が深刻化しています。特に沖縄県では、観光業やサービス業が多く、過剰なクレームや理不尽な要求を受けるケースもあると耳にします。

最近では、コンビニやスーパーでも「カスハラ防止」を訴えるポスターを目にする機会が増えました。 それほど、社会全体でこの問題への意識が高まっている証拠といえます。

カスタマーハラスメントとは、顧客や取引先からの不当な要求や暴言、暴力的な行為 などを指します。正当なクレームとは異なり、従業員のメンタルヘルスや企業の信頼性に悪影響を及ぼすこともあります。

 

 

企業としての対応策

カスタマーハラスメントを防ぐためには、企業としての対策が不可欠です。 令和2年度厚生労働省の実態調査によると、多くの企業がこの問題に直面しており、適切な対応が求められています。

以下の対策を導入することで、従業員を守り、企業の信頼を維持することができます。

1. 明確な対応方針の策定

✅ 社内でカスハラ対応マニュアルを作成し、周知徹底する
✅ 具体的な対応フローを明確にする
✅ クレームの種類を分類し、適切な対応を決める

2. 従業員の保護と教育

✅ スタッフ向けの研修を実施し、カスハラへの適切な対応方法を学ぶ
✅ 相談窓口を設置し、従業員が安心して報告できる環境を整える
✅ 適切なエスカレーション体制を構築し、管理者が速やかに対応できるようにする

3. 外部専門家との連携

✅ 弁護士や社労士と連携し、法的対応の準備を整える
✅ 労務管理の専門家によるアドバイスを活用し、企業の対応力を強化する
✅ ハラスメント対策のコンサルティングを受ける

 

つばさ社会保険労務士事務所のサポート内容

当事務所では、沖縄県内の企業向けに カスタマーハラスメント対策の支援 を行っています。

🔹 具体的なサポート内容
✅ カスハラ対策マニュアルの作成支援
✅ 社内研修の実施
✅ 相談窓口の設置サポート
✅ 法的対応のアドバイス
✅ 労務管理体制の見直し

企業の労務管理をトータルでサポートし、従業員の安心・安全を守るお手伝いをいたします!


このコラムを書いている人

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玉城 翼(たまき つばさ)

社会保険労務士/1級FP技能士/キャリアコンサルタント/宅地建物取引士

1982年沖縄県宜野湾市出身。大学時代より地域貢献に関心を持ち、卒業後は販売・イベント・不動産業務など多分野を経験。その後、労務管理やキャリア支援に従事し、実務を通じて社会保険労務士を志す。

2021年より総務部門を統括し、給与計算・労務管理・制度改定・電子申請導入など業務改善を推進。社労士試験に一発合格し、2025年「つばさ社会保険労務士事務所」設立。地域の中小企業を支えるパートナーとして活動中。

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