【年度末・年度初めの手続きは大混雑!】那覇労基署からのお知らせと“e-Gov電子申請”のススメ
こんにちは、沖縄の社会保険労務士・玉城翼です。
今回は、年度末・年度初めに向けて「36協定届」「入社・退職の社会保険・雇用保険手続き」などを控えている企業の方へお伝えしたい内容です。
実は、那覇労働基準監督署から、窓口の混雑に関する注意喚起が出ています。
さらに、各種手続きを「e-Gov電子申請」で行うことで、待ち時間ゼロ・効率化ができることをご紹介します。

■ 那覇労基署:年度末は窓口が大混雑!
那覇労働基準監督署は、公式に以下のようなアナウンスを出しています。
年度末・年度初め(3月~4月初旬)は、36協定届などの提出が集中し、窓口で長時間お待ちいただく可能性があります。
▶ 那覇労働基準監督署のお知らせ(PDF)
実際、昨年この時期には「1時間以上待った」という声も。
さらに今年は、人手不足の影響で窓口対応もスムーズにいかない可能性が高まっています。
■ 混雑するのは「36協定」だけじゃない!
人事・総務担当者にとって、年度末はあらゆる手続きが集中する繁忙期。
▼ この時期に多い手続き一覧
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36協定届(時間外・休日労働に関する協定)
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雇用保険の資格取得届・喪失届(新入社員・退職者の対応)
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社会保険の資格取得・喪失手続き(健康保険・厚生年金)
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扶養の異動や氏名・住所変更届 など
つまり、労働基準監督署だけでなく、ハローワークや年金事務所も混雑しているのが現状です。
■ “e-Gov(イーガブ)電子申請”で混雑知らず!
こうした申請の多くが、オンライン(e-Gov)で完結できるのをご存知ですか?
▼ 電子申請のメリット
✅ 24時間いつでも申請OK!(土日・夜間でも)
✅ 窓口に行かなくていい!(移動・待ち時間ゼロ)
✅ 紙の提出控え不要!データで保存&管理もラクラク
✅ 申請状況もオンラインで確認可能!
▶ e-Gov電子申請の解説ページはこちら:
https://shinsei.e-gov.go.jp/contents/about-appli/
■ 具体的にはこんな手続きが可能!
手続きの種類 | 対応可能な電子申請 |
36協定届 | 労働基準監督署へ電子申請 |
雇用保険の取得・喪失 | ハローワークへの電子申請 |
社会保険の取得・喪失 | 日本年金機構への電子申請 |
各種変更届 | 氏名・住所変更、被扶養者の異動 など多数 |
▶ 対象手続一覧ページはこちら:
https://developer.e-gov.go.jp/sites/default/files/filebrowser/e-gov/doc/taisho_list.pdf
■ 電子申請に必要なものは?
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GビズID(法人用ID)
→ 電子証明書でも構いませんが、GビズIDの方がお手軽です。 -
パソコンとネット環境
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電子証明書 or 電子署名ツール(e-Govから無料提供)
■ 社会保険労務士に“まるごと依頼”もOK!
設定が面倒、慣れるのに時間がかかる。
そうした不安や負担を軽くする手段として、社会保険労務士への手続き代行・サポート依頼があります。
✔ GビズIDの取得サポート
✔ 電子署名の設定支援
✔ 36協定の作成・提出
✔ 雇用保険・社保の取得・喪失の電子申請代行
✔ その他の労務手続きの相談対応
手続きだけでなく、労務管理全体の相談もできるので、
「わからないまま自己流で進めてミスしてしまうリスク」も減らせます。
■ まとめ:混雑するこの時期は“電子申請”が一番スマート!
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那覇労基署・ハローワーク・年金事務所は混雑必至!
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e-Govなら窓口に行かず、ストレスフリーで手続き可能
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36協定、雇用保険、社会保険…年度末のラッシュは電子化で乗り切ろう!
このコラムを書いている人

玉城 翼(たまき つばさ)
社会保険労務士/1級FP技能士/キャリアコンサルタント/宅地建物取引士
1982年沖縄県宜野湾市出身。大学時代より地域貢献に関心を持ち、卒業後は販売・イベント・不動産業務など多分野を経験。その後、労務管理やキャリア支援に従事し、実務を通じて社会保険労務士を志す。
2021年より総務部門を統括し、給与計算・労務管理・制度改定・電子申請導入など業務改善を推進。社労士試験に一発合格し、2025年「つばさ社会保険労務士事務所」設立。地域の中小企業を支えるパートナーとして活動中。
▶コラム: 私が社労士になった理由